北のさびれた地下倉庫。
港そばにあるこの広大な倉庫の一角で、僕は試合を見ていた。
ルール無用、なんでもありの格闘技。
大男と対戦しているのは、最近デビューした古武術を使う女の子。
信じられないことに、まだ16歳だ。
彼女は大男の卑怯な技に苦戦している。今は防御に徹している感じだ。
僕も倉庫の同僚たちも、固唾を吞んで試合を見ている。
…
急に目の前が真っ暗になった。
テレビが消えたのだ。つまりは休憩時間のおしまい。
やれやれと言った感じで、みんな仕事に戻っていく。
僕も腰を上げる。
持ち場に戻る途中、同僚が話しかけてきた。
「あの米粒、しまってる?」
…
あの米粒しまってる…? あのこめつぶし待ってる… あのこめ潰し待ってる…
『あの娘、目潰し待ってる』
ダジャレ怪談協会による独自採点
- 伝統のネタ度:★
- ネタ文字数の長さ:★★★
- むりくり度:★★★★
- 怖い度:★★
- 倉庫の広さ:★★★★★
