美しい薔薇危険(うつくしいばらきけん)

百八歳になる、町一番の物知りばあちゃんがよくする話。

「いばらきけん」、「いばらぎけん」どちらが正しいか知っておるかの?

そう、「いばらきけん」が正しいのじゃ。「ぎ」とは言ってはいかんぞ。茨城いばらきの人が悲しむぞ。

 

その茨城県を「代表する花」を知っているかの。そうじゃ県の花、「県花(けんか)」じゃ。

茨城県の県花はな…「バラ」なんじゃ。

きれいだが、するどい棘(とげ)がある、あの「バラ」じゃ。

 

茨城のとある山奥には、昔は野薔薇(のばら)や照葉野茨(てりはのいばら)が咲き乱れておっての。

そりゃー、きれいじゃった。

この世のものとは思えんほど、きれいじゃった…

 

咲き乱れた「バラ」を見たものは皆、棘があるのも忘れて手に取ってのぉ。

傷だらけになりながら、つぶやいたもんじゃ。

<<恐怖音>>

「うつくしいのぉ。まさに、美し、茨城県じゃ」

美し、茨城県…? 美し、いばらきけん… 美しいばらき険…

『美しい薔薇危険…』

ダジャレ怪談協会による独自採点

  • 伝統のネタ度:★
  • ネタ文字数の長さ:★★
  • むりくり度:★★★
  • 怖い度:★★
  • 「いばらぎ」と誤解している人:★★★★
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