「意味もなく切り刻まれるらしい…悪いこと言わないから…ココはやめとけ。」
ハヤトが真剣な顔でジュンジを引き止める。
「そんなの噂だろ?大丈夫だよ。」
押しのけて進もうとするジュンジ。
「タクオもヨーヘイも、俺の言葉を信じなかった結果がアレだぜ。」
「…」
タクオとヨーヘイの顔を思い浮かべ、ジュンジは黙り込んだ。
一歩も譲らないハヤトは、静かにジュンジを見つめている。
視線に耐えられなくなったジュンジは、顔を上げた。
目の前には、うす暗くひと気を感じさせない建物がたたずんでいる。
ジュンジは問いかけるように言った。
「…ところでさ、今日開くの?美容院。意味なく切り刻むという、ココの美容院は。」
…
今日開くの?美容院…? きょう開くのびよう院… 凶開くのびょう院…
『凶悪の病院…』
ダジャレ怪談協会による独自採点
- 伝統のネタ度:★★
- ネタ文字数の長さ:★★
- むりくり度:★★
- 怖い度:★★★★
- 美容師の腕まえ:★
