『溶けた身体(とけたからだ)』は昔流行った『怖いダジャレ怪談』のお話の一つです。
高知県のとある厨房で働く男に、スポットとを当てた話になります。
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『溶けた身体(とけたからだ)』のお話
「暑い。今年の夏はとても暑い。」
男は思った。
「このままだと、今日は死人がでるんじゃないか?」
男の住んでいる町は高知県の四万十市。日本で二番目の暑さが観測された街だ。
男は四万十川料理教室の仕込み担当で、朝からキッチンにこもり仕込みを続けていた。
キッチンにはきちんとクーラーが付いていて、朝からガンガンにかけている。
しかし先ほどから滝のように汗がでてとまらない。
コック服も帽子もズボンも、すぐ汗でビシャビシャになってしまう。
しかもただの汗じゃなく、なんだかネバネバした汗である。
異常な暑さのせいで、体がおかしくなってしまったんじゃないかと男は思った。
「ふぅー」
男はため息をつき、ちょっと休憩することにした。
とにかく体を冷やさないと、すぐに倒れてしまいそうだったからである。
男は冷凍庫に向かい、冷やしておいた氷アイスを取り出そうとした。
しかし、冷凍庫の中はビシャビシャで、楽しみにしていた氷アイスは…どこにもなかった。
「………」
誰かが氷アイスを盗んでいったのか?
男はしばらく黙っていたが、ハッとして顔をあげ、大きな声で叫んだ!
「とけたからだ!!」
とけたからだ…? 溶けたからだ…
『溶けた身体』
ダジャレ怪談協会による独自採点
- 伝統のネタ度:★★★
- ネタ文字数の長さ:★★
- むりくり度:★
- 怖い度:★★
- アイスの美味さ:★★★★★
