むかーしむかしの話。
えらいお侍さんのお屋敷で困ったことがおこった。
毎夜毎夜、女の啜り泣くような声が屋敷の奥から聞こえてくるのだ。
皆で「物の怪か妖怪か!」と大騒ぎであったが、近頃はすっかり慣れてしまった。
それどころか「なんて言うてるんじゃろか?」と、女の言うことが気になるしまつ。
そこで、家来の一人が寝ずの番をして、女が言っていることを確かめることになった。
夜中、若い家来は、屋敷の一番奥の部屋で目を瞑って、じっと待っていた。
しばらくすると、女の声が聞こえてきた…
「一段、二段、三段、四段……二十一、二十二、」
「五十八、五十九、六十………ろ、六十一…」
「な、長っがー!か、階段、多いわ!!」
階段、多いわ!!…? かいだん、多いわ… かいだんお岩…
『怪談お岩』
怪談お岩の独自採点(5段階)
- 伝統のネタ度:★★★★
- ネタ文字数の長さ:★★
- むりくり度:★★★
- 怖い度:★★★★
- 星の数×100が段数:★★★★★

