『狂暴!使い魔1,000体(きょうぼうつかいませんたい)』はぎなた読みの『怖いダジャレ話』です。
方言が盛り込まれた、ご当地感たっぷりのお話となっております。
怖い話『狂暴!使い魔1,000体(きょうぼうつかいませんたい)』
俺はキリハラ。秋田出身の23歳。
あまり人には言えないが、実は『呪術をもって魔を滅する』といった、『対魔師』という仕事をしている。
今日は『大きな仕事』があると言うので、朝から飛行機に乗り、この博多にやってきたのだ。
南の暖かさを感じながら、俺は目的地へと急いだ。
待ち合わせ場所に着くと、すでに他のメンバーが来ていた。
男が二人と女が一人、三人とも対魔のプロフェッショナルだ。
大仕事だとは聞いていたが、俺も含めて四人も対魔師を雇うなんて…。
かなり『危険な仕事』であることは間違いない。
しかも業界でも有名で、凄腕のメンバーを揃えていた…
男の一人は栃木の稼ぎ頭、ダイモンだ。
『大鬼のダイモン』と呼ばれるベテランで、獲物は大きな『棍棒』。
いかついパンチパーマで、「お前が魔物じゃないか?」と思うほど強面だ。
もう一人の男はタツミヤ。ここ博多の出身で28歳。
『前は死神』というあだ名の対魔師で、武器は魔曲を奏でる『笛』。
ただし今日に限っては『角材』を脇に抱えている。『笛』は使わないのだろうか…?
三人目、女の名前はトウドウ。東京出身の24歳。
『ハイエナのトウドウ』と呼ばれ、狡猾で生意気な女だ。
呪術札で『使い魔』を呼び出すことを得意としている。
凄腕だが癖のある奴らばかりだ…今日の仕事、何もなければいいが…
そう俺が心配していた矢先、生意気女トウドウがタツミヤに食ってかかった。
タツミヤの持っていた角材の角が、頭にあたったらしい。
かなり痛かったらしく、真っ赤な顔で後頭部を押さえながら、タツミヤに向かって金切声をあげた。
「タツミヤ!あんたいっつもボーッとしてるわよね!つか、『ボーッ』としたあんたが持ってるその『棒』はなんなの?今からその『棒』つかって何かすんのかよ!!!」
タツミヤは角材をじっと見つめていたが、ニヤリと笑ったあと、トウドウに向かってこう言った。
「今日『棒』使いませんタイ。」
今日、棒使いませんタイ…? きょう棒使いませんたい… 狂暴つかいません体…
『狂暴!使い魔1,000体』
ダジャレ怪談協会による独自採点
- 伝統のネタ度:★★★★
- ネタ文字数の長さ:★★
- むりくり度:★★★
- 怖い度:★★★
- 久留米ラーメンの美味さ:★★★★★

