おお痛い、魔物どかねぇ(おおいたいまものどかねぇ)

『おお痛い、魔物どかねぇ(おおいたいまものどかねぇ)』はぎなた読みの『怖いダジャレ話』です。

地名が出てくる『ご当地シリーズ』のダジャレ怪談です。

『おお痛い、魔物どかねぇ』のお話…

傷を負ったケメ子は、日の当たる原っぱを一人で歩いていた。

いつも隣にいたタクオの姿は、今はもうない…

 

東京からは、逃げるようにして帰って来た。

昨日まで新宿の喧騒けんそうで暮らしていたケメ子にとって、のんびりとした故郷の空気は、どこか現実離れしていて、逆に不気味だった。

しかし、偶然見つけたこの原っぱを歩いているうちに、やっと「自分は戻って来たんだ、来れたんだ」という実感がわいてきた。

 

しばらく歩くと原っぱはおわり、小道は森へとつづいていった。

森の後ろには、大きな山がそびえ立っている。

その山肌の険しさと尾根が広がるさまは、まるで生きているかのようだ…

どっしりと鎮座する山々をしばらく見上げていたケメ子だったが、くるりと振り向いて、もと来た道を原っぱの方へ歩き始めた。

歩きながらケメ子はつぶやく…

<<恐怖音>>

大分、今ものどかねぇ…

 

大分、今ものどかねぇ…? 大痛、いまものどかねぇ… 大痛い、まものどかねぇ…

おお痛い、魔物どかねぇ

ダジャレ怪談協会による独自採点

  • 伝統のネタ度:★
  • ネタ文字数の長さ:★★★★
  • むりくり度:★★
  • 怖い度:★★★★
  • 心の傷の痛さ:★★★★★

ケメ子の傷は、タクオと喧嘩別れした際の心の傷です。

魔物との戦いの傷とかではありません。もちろんタクオは生きてます。

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