『ひえー!残虐です!(ひえーざんぎゃくです)』はぎなた読みをつかって考えた『怖いダジャレ怪談』の一つです。
冒頭の叫び声と短いタイトルのせいか、家族には比較的ウケのいいタイトルでした。
昔話風に書き起こしてみましたので、お楽しみください。
『ひえー!残虐です!(ひえーざんぎゃくです)』のお話
昔むかしのこと。
「本当にこの道であっているのでしょうか…」
旅の坊主は、一人つぶやいた。
総本山に大切な経典を届ける旅に出て、かれこれ一ヶ月。
いまだにお山が見えてこない。
普段はのんびり気楽な坊主であったが、さすがに焦ってきた。
経典をねらう輩どもに見つからないよう、人を避けて来た旅であったが、誰かに道を聞かなければならないだろう。
手持ちの金も心許なくなって来た坊主は、しかたなく街道そばの家に尋ね入った。
家の主人は突然の訪問に驚いていたが、ふむふむと話を聞き、坊主が今来た道を指をさしてこう言った。
「申し訳ねぇですが…今来た方です。その…比叡山、逆です。」
比叡山、逆です…? 比叡ざん、ぎゃくです… ひえいざん虐です…
『ひえー!残虐です!』
協会による独自採点(5段階評価)
- 伝統のネタ度:★
- ネタ文字数の長さ:★★
- むりくり度:★★★★
- 怖い度:★
- 坊主の気力:★

