『見たら死のタンゴ(みたらしのたんご)』はダジャレ怪談になります。
舞台は浜松、ダンス大会のワンシーンから話は始まります。
オチがわかりやすい話で恐縮です。
恐怖!『見たら死のタンゴ(みたらしのたんご)』
午後はいよいよ決勝戦。
浜松市・第4回市民社交ダンス大会が一番盛り上がる時だ。
観客席は満席。みんな決勝戦の踊りを楽しみに待っている。
そんな華やかな舞台を控えているのに、決勝進出を果たしたザブ子はうかない顔である。
先ほどからため息ばかりついていた。
「どうしたんだい?午後は決勝だよ。具合でも悪いのかい?」
パートナーのジャンゴ郎が心配そうに聞いた。
「ごめんなさい。ううん、なんでもない…なんでもないの。」
ザブ子は答えたが、嘘をついているのは明らかだ。
「そう…でも何かあったらすぐに言うんだよ…」
控室から逃げるようにして出たザブ子は、屋上にむかった。
階段を登りながらザブ子はつぶやく。
「大丈夫かしら…まだ無事かしら…」
いまさら決勝戦を辞退することなどできない。あとは家族を信じるしかない。
そう思っていても、不安な気持ちは増すばかりだ。
「無事でいてね… 私の… 私の…」
「戸棚に隠した私の団子! みたらしの団子!!」
みたらしの団子…? みたらしのダンゴ… 見たらしのタンゴ…
『見たら死のタンゴ』
ダジャレ怪談協会による独自採点
- 伝統のネタ度:★★
- ネタ文字数の長さ:★★★
- むりくり度:★★★★★
- 怖い度:★★★
- 二三四屋の団子の可能性:★★★★★

