10月27日。ハロウィンが近いので、「ハロウィンにこじつけたおもしろ怖い話」として無理くり作ってみました。
ハロウィンの楽しい空気感なら許してもらえると思ってます。
ハロウィンのおもしろ怖い話『恐れ、墓、墓地やな』の話
10月31日、探偵ジャック皆川の元に一通の手紙が届いた。
真っ黒な封筒で、差出人は不明。
裏には銀色の文字で、「卍」と一文字だけ書かれている。
慎重に封を切り手紙を取り出すと、そこには「パーティーだ。必ず来い。」とだけ書かれていた。
「必ず来いって…いったいどこにだ?」
そう思った皆川だったが、すぐに裏の「卍」の文字を思い出し呟いた。
「卍は地図で『寺院』の記号…寺か。」
近くの霊園に、併設された大きな寺がある。きっとそこに違いない。
寺でパーティーとは似合わないものだと思ったが、何かの事件かもしれない。
皆川はくたびれたコートを羽織り、外に飛び出した。
今日はハロウィン。外は仮装している親子でいっぱいだ。
普段は年寄りばかりのこの商店街も、今日はお化けの飾りやら蝋燭の飾りやらで賑やかである。
早足であるきながら八百屋の前を通った皆川だったが、ふとあるものが目に入った。
茶色くて細長い、まるで『乾燥させたアフリカのひょうたん』みたいな野菜である。
怪訝な顔をした皆川に気づいた馴染みのおやじが、ニヤリとしながらこう言った。
「お、それは、かぼちゃな。」
お、それは、かぼちゃな…? おそれは、かぼちやな… おそれはか、ぼちやな…
『恐れ、墓、墓地やな…』
ダジャレ怪談協会による独自採点
- 伝統のネタ度:★
- ネタ文字数の長さ:★★★
- むりくり度:★★★★★
- 怖い度:★
- 鶴首かぼちゃ度:★★★★★
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